横浜ゴムの19年12月期第2四半期連結決算は、売上収益が3111億600万円で前年同期比0・5%増、事業利益は172億5000万円で同27・5%減、営業利益は251億2300万円で同4・7%減、四半期利益は167億2100万円で同6・2%減となった。売上収益は、過去最高だった。
セグメント別では、タイヤ部門は、売上収益が2100億9500万円で同1・6%減、事業利益は74億5900万円で同52・4%減。事業利益は、販売数量の減少、生産量減少に伴う製造原価の悪化、物流関連費用の悪化などの影響により減益となった。新車用は、国内で納入車種の切り替えなどにより販売が低調だったほか、海外でも中国の景気減速に伴う自動車生産調整を主因に販売が低調で、売上収益は前年同期を下回った。市販用は、国内で暖冬のため冬用タイヤが低調だったが、春以降は夏用タイヤの販売や海外、特に北米での販売が堅調で、売上収益は前年同期並みを確保した。
MB部門は、売上収益が595億2800万円で同3・8%増、事業利益は40億400万円で同15・0%増。ホース配管事業、工業資材事業、ハマタイト事業とも、売上収益が前年同期を上回った。ホース配管事業は、国内の建機需要が堅調だったことに加え、海外で新規の自動車向け受注を獲得するなど好調だった。工業資材事業は、国内外でコンベヤベルトの販売が好調だった。
ATG部門は、売上収益が372億5200万円で同7・1%増、事業利益は51億6700万円で同20・3%増だった。
通期予想は、営業利益と当期利益を上方修正した5月の公表値を据え置き、売上収益は6600億円で前期比1・5%増、事業利益は575億円で同3・0%減、営業利益は650億円で同21・5%増、当期利益は460億円で同29・1%増を見込んでいる。
2019年08月08日