積水化学工業は8月8日、インド北西部のグジャラート州マンダルに、車輌内外装向け射出成型品の生産・販売を行う合弁会社セキスイDLJMモールディングの第4工場を新設すると発表した。投資額は約9億円で、稼働は2020年4月を予定している。
同社の高機能プラスチックスカンパニーは、戦略分野の一つである車輌・輸送分野において、射出成型事業を主要事業の一つと位置付けている。同事業の新興国市場でのビジネスの拡大を目指し、インドで2011年8月、現地企業との合弁でセキスイDLJMモールディングを設立し、事業を開始した。以降、インドにおけるモータリゼーションの拡大を背景に事業規模を広げてきたが、今回、今後見込まれるさらなる需要増に対応するため、インド北西部で初となる工場を新設する。これにより、インドにおける生産能力を約20%増強し、事業拡大を図る。
なお、同社グループにおける事業主体は、同社の100%子会社である積水テクノ成型が担当する。