増収も営業益2桁減 オカモトの4~6月期

2019年08月20日

ゴムタイムス社

 オカモトの2020年3月期第1四半期連結決算は、売上高が226億7800万円で前年同期比0・9%増、営業利益は22億6300万円で同21・6%減、経常利益は25億4400万円で同26・9%減、四半期純利益は18億3400万円で同30・7%減となった。
 利益面は、原材料価格の高止まり、設備更新による減価償却費の増加や物流コストの増加等により、減益となった。
 セグメントのうち、生活用品は、売上高が80億400万円で同0・2%減、セグメント利益は18億9300万円で同0・8%減。コンドームは、薄物商品の需要は前年並みだったが、若年層向けの新商品が堅調に推移し、売上微増となった。海外市場は好調で、売上増となった。手袋は、家庭用手袋の販売が好調に推移したが、その他の作業用途向けが大手販売店の取扱い縮小等の影響で売上減。クリーンルーム向け、理美容向けは、前年並みの売上となった。ブーツおよび雨衣は、九州北部から近畿地方での梅雨入り時期が遅く、降雨日も少なかったため、売上減。シューズは、年明けから市場全体の需要が落ち込み、売上減となった。
 通期予想の修正はなく、売上高は950億円で前期比1・3%増、営業利益は82億円で同5・5%減、経常利益は91億円で同9・0%減、当期純利益は56億円で同12・8%減を見込んでいる。

 

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