生産は全品種マイナスに 19年1~6月のゴムホース 

2019年08月27日

ゴムタイムス社

 日本ゴムホース工業会がまとめた2019年1~6月のゴムホース生産実績によると、生産量(新ゴム量)は1万7797tで前年同期比6・9%減、出荷金額は721億1900万円で同2・0%増となった。

 国内自動車各社の新型車投入が奏功し、19年上半期(1~6月)の国内自動車生産台数は前年実績を上回ったが、部品不良により一部メーカーの工場が操業停止に追い込まれるなど、自動車生産台数の伸びに比べると、生産量の3分の2を占める自動車ホースは伸びなかった。

 高圧用については、昨年までは生産額、出荷金額ともに2桁増が続き、好調を維持してきた。しかし、主要需要先である建設機械、工作機械業界の受注環境が急速に悪化する中で、高圧用の生産量は下落基調に転じており、高圧用は一時期の活況に陰りが出ている。

 品種別では、自動車用は生産量が1万2156tで同0・7%減、金額は529億

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