平泉洋行(東京都台東区、戸張傳二郎社長)は、エラストマービジネスユニット、H&K(エッチ&ケー)ビジネスユニット、機械ビジネスユニットの3セクションを柱に事業を展開している。
同社の19年12月期上期(1~6月)売上は未達で推移した。その主な要因として、H&Kビジネスユニットの市川哲也リーダーは「昨年末以降、各ユニットが扱う半導体関連向けの原材料やシステム製品が急激に落ち込んだ事が大きかった」としている。
ユニット別では、接着剤や注型剤などのポリウレタン樹脂を開発・製造するH&Kユニットは、ここ数年右肩上がりで伸びていた中国での売上が今年2月の春節以降、前年を大きく減少に転じているという。
中国での事業展開について、「現在、需要が落ち着きつつある中、お客様の依頼に基づいて、商品開発するという、H&Kユニット本来の活動を見つめ直し、お客様とのコミュニケーションをさらに強化しながら、次の飛躍に向けた足場固めに取り組み、新規開発商品の着手を始めている」(市川リーダー)とした。
営業戦略については、会社全体で新規商材の開拓・調査をテーマに、