旭化成ケミ 研究開発棟を川崎に新設 高機能ケミカル分野で開発強化
2011年11月16日
ゴムタイムス社
川崎イノベーションセンター 外観
旭化成ケミカルズ㈱(坂本正樹社長)は15日、川崎製造所内に研究開発棟「川崎イノベーションセンター」を新設すると発表した。
運用開始は2012年9月を予定しており、投資額は約20億円。
同センターは横断的な素材開発の研究体制を構築し、アクリロニトリル(AN)やメタクリル酸メチル(MMA)、合成ゴムの触媒・プロセス技術や「デュラネート」などの機能性コーティング製品革新技術、膜システム技術などの融合と高度化を進め、旭化成グループとの連携も強化していく。また、「環境・エネルギー」関連領域の拡大として、触媒、ポリマー設計、界面制御、膜システム技術などの研究開発に積極的な資源投入を行い、新規事業創出を目指す。