8月27日から九州北部で降り続いた記録的な大雨で、ブリヂストンは、甘木工場(福岡県朝倉市)の操業を28日に一時見合わせるなど一部で影響を受けたが、同日中に通常操業を再開した。人的被害などはなかった。
同社によると、タイヤを生産する甘木工場では、大雨の影響で28日未明から午前まで操業を休止し、天候の回復を待って同日午後から操業を再開した。
また、同工場のほか、タイヤを生産する久留米工場(福岡県久留米市)、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)、スチールコードを生産する佐賀工場(佐賀県上峰町)では、28日午前に出勤予定だった従業員を自宅待機とし、天候が回復した午後から順次通常の体制に戻した。人的被害や工場への直接的被害はなかった。
このほか、本紙の調べによると、九州北部に本社や製造拠点を構える豊田合成、ムーンスター、アサヒ再生ゴムなどの主なゴム関連企業では、一部で従業員の通勤や物流に遅れが見られたものの、大きな影響はなかった。