住友ゴム工業は8月29日、今月3日に実施した二輪車用タイヤのダンロップ全国タイヤ安全点検の結果を発表した。
それによると、今回点検した453台のうち、タイヤの整備が良好だったのは385台、不良が確認されたのは68台で、整備不良率は全体の15・0%だった。
その内訳では、濡れた路面でのスリップの発生原因となる「残溝不足」が55台で12・1%と最も多く確認された。次いで、「ひび割れ」が28台で6・2%、「偏摩耗」が17台で3・8%、「損傷」が6台で1・3%と続いた。
この点検活動は、2012年から8月19日の「バイクの日」前後に全国の道の駅やレストハウスなどで実施しており、7回目となる今年は全国4カ所で実施した。当日はタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝、表面の損傷、摩耗度合いなどを調べる外観点検を行うとともに、その結果を記載したチェックカードを渡すことで、ライダーにタイヤの日常点検の重要性を啓発した。なお、今回の点検により、2012年からの累計点検台数は3770台となった。
同社は、ダンロップのブランドメッセージ「事故のない毎日をつくりたい。」の下、今後も継続してライダーに向けて安全で正しいタイヤの使用方法や管理方法などを伝えていくとしている。