TOYO TIREは8月30日、タイヤの空気圧や外観確認等の無料点検など、安全に使用するための呼びかけを行なうタイヤ安全啓発活動を、全国8ヵ所の道の駅で9月1日より順次実施すると発表した。
この活動は、同社および国内販売子会社であるトーヨータイヤジャパンが今春に引き続き行うもので、道の駅サーモンパーク千歳(北海道)など全国8ヵ所の道の駅で、希望者を対象にタイヤの外観、残溝、空気圧などを点検し、空気圧が不足している場合は調整を行うとともに、新品タイヤと不良タイヤを比較展示し、タイヤ点検への意識を喚起する。
また、9月8日に実施予定の道の駅アグリパーク竜王(滋賀県)では、春の活動でも好評だったドライブシミュレーターによる安全啓発を行なう予定となっている。
ドライブシミュレーターは、同社が独自開発したコンピューター制御ソフトを搭載し、タイヤの摩耗度による雨天時の制動距離の違いやハイドロプレーニング現象の発生、空気圧の違いによる操縦安定性の違いをリアルに近い臨場感で再現し、体感してもらう体験型のユニークな啓発プログラム。今春には累計約1000人のドライバーが体験し、約96%がタイヤの安全に対する意識が高まったと回答している。今後はタイヤ取扱店店頭などでも啓発活動を展開していく予定にしている。
同社が今年4月から7月にかけて実施したタイヤ安全啓発活動では、点検した車両の約15%に空気圧不足が確認されている。