日本ベルト工業会がまとめた19年上半期のゴムベルト(4社合計)の需要先別販売実績によると、国内の主要需要先である鉄鋼の高炉メーカーが前年同期比13%増となったほか、セメントや石灰、電力・ガスなどが前年同期を上回った。
国内需要では、鉄鋼・高炉メーカー(販売比率24・4%)が前年同期比13%増加となった。鉄鋼・高炉の伸びについては、高炉メーカー各社が老朽化した設備更新を進めていることや、東京を中心とする東日本では東京五輪での施設工事や都市部での再開発工事案件があったことなどが販売を押し上げた要因と思われる。
インフラ・土木関連では、セメント(販売比率3・6%)が同44%増と前年を大きく上回り、電力・ガス(販売比率3・2%)が同17%増、石灰(販売比率2・2%)が同33%増となり、国内需要全体(販売比率73・7%)では同13%増となった。
一方、
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