東部ゴム商組(山上茂久理事長)が主催する第41回野球大会の3日目(最終日)が9月1日、東実健保体育館グラウンド(千葉県柏市)で行われた。
大会は会員と支部から36チームが参加し、上位8チームで構成されるAクラスと、28チームから成るBクラスに分かれてトーナメント方式で実施され、3日目のこの日はA・B両クラスの準決勝、決勝、3位決定戦と、Aクラスの入れ替えチーム決定戦が行われた。
Aクラスの準決勝は、ヤマカミ(ベルト)がヤマカミ(パッキン)を10対6で破り、シバタがヤマカミ(ホース)に3対2で勝ち、それぞれ決勝に駒を進めた。
ヤマカミ(ベルト)とシバタで行われた決勝戦は、ヤマカミが3回に2点を挙げ先制し、4回に3点を追加した。一方、シバタも最終回の7回に3点を返し、2点差まで追い上げるも一歩及ばず、ヤマカミベルトがシバタを5対3で破り、大会史上初の6連覇を達成した。
Aクラスの最優秀選手には、決勝戦で見事完投したヤマカミベルトチームの沖杉恒輝選手が受賞した。沖杉選手は今年4月にヤマカミに入社した新入社員で、常盤大学野球部出身。
Aクラスで優勝したヤマカミ(ベルト)の山上茂久監督とともにインタビューに応じた沖杉選手は「人生かけて投げました」と、決勝戦にかけた思いを一言で表した。また、山上監督も「所用で来れなかったエースに代わり、一人でよく投げ抜いてくれた」と語り、沖杉選手を称えた。
一方、準優勝のシバタの針谷功監督は「試合巧者のヤマカミさんに対し、最終回一矢報いることができた。選手を誉め称えたい」と話し、来年に向け雪辱を誓った。
一方、Bクラスの決勝は、日東工器がブリヂストンを10対9で制し、優勝した。
Bクラスで優勝した日東工器と準優勝のブリヂストンは、次回よりAクラスに昇格する。
試合後には、Aクラスで優勝したヤマカミ(ベルト)、準優勝のシバタ、3位のヤマカミ(ホース)、敢闘賞のヤマカミ(パッキン)、Bクラスで優勝した日東工器、準優勝のブリヂストン、3位の神田支部チーム、敢闘賞の共ショウが参加して閉会式が行われた。
閉会式では、永田嘉男副理事長から各チームに優勝旗やトロフィー、賞状などが手渡された。
最後に、永田副理事長が「第1日目が雨の影響で順延となったが、無事に全日程を終えることができた。伝統ある野球大会は来年も開催するので、ぜひ参加していただきたい」などと話し、大会を締めくくった。