ランクセスの素材を展示 横浜の先端材料技術展で

2019年09月07日

ゴムタイムス社

 ランクセスは9月6日、同社の軽量化素材の販売代理を担うサンワトレーディングが、パシフィコ横浜で9月4~6日に開催された先端材料とその応用技術の展示会「SAMPE・Japan先端材料技術展2019」に出展し、ランクセスの「テペックス」と高性能プラスチック「デュレタン」を使用した製品を展示したと発表した。

 今回の出展では、ランクセスの「PA6テペックス・ダイナライト102」と「デュレタンBKV難燃グレード」を使用した電気自動車向けの「バッテリーケース」の試作品を展示した。

 また、ポルシェ「パナメーラNF」とベントレー「コンチネンタルGT」に採用されているオールプラスチック製ブレーキペダルも展示した。このブレーキペダルは、「テペックス・ダイナライト」のハイブリッド成形を使用しており、全米プラスチック技術者協会の「オートモーティブ・アワード」の「ボディー内装」部門で2016年度の最優秀賞を受賞している。

 さらに、連続繊維熱可塑性樹脂コンポジットシート「ランクセスの素材を展示」と高性能プラスチック「デュレタン」を使用し、メルセデス・ベンツ「メルセデス―AMG・GT」に採用されたシートパンの量産モデルや、ホンダの新型燃料電池自動車「クラリティ・フューエル・セル」に採用されたワンショットハイブリット成形リアバンパービームの量産モデルなども展示した。

 現在、自動車産業においては、低燃費、CO2排出量削減への取り組み、安全性、設計の自由度の向上など、さまざまな課題解決に取り組んでいる。ランクセスは、新しいモビリティ分野における開発パートナーとして、軽量化や電気自動車向けの新しい製品ソリューションの提案を行っている。

展示の様子

展示の様子

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