横浜ゴムは9月7~8日、トラック・バス用タイヤの交換作業の技術力や接客能力を競い合う第5回サービス技能コンテスト全国大会を、静岡県浜松市のアクトシティ浜松で開催した。
この大会は、「安心・安全・正確・効率良く」をグループ全体に定着させ、サービス技能の向上を図るために開催するもので、今年は全国の営業所、直営店、YCN(ヨコハマクラブネットワーク)オーナー店から200人以上が参加し、8ブロックの地区予選を通過した11人がこの日の全国大会に出場した。
審査は、商品知識と作業知識を問う30分の筆記審査、顧客への対応と点検の能力を評価する15分の接客審査、実際の交換作業を評価する25分の作業審査の3項目で行われた。
このうち、接客審査では、右前輪の空気圧点検を依頼されたという想定で、車両の誘導から作業報告までを審査した。
また、作業審査では、脱輪等のトラブルが最も多いとされる左後輪のタイヤ交換が課題となった。参加者たちは、耐摩耗性能を重視したオールシーズンタイヤ「710R」を、作業手順を声に出して確認しながら、手際良く交換していた。
審査の結果、優勝は松本更伸選手(双葉タイヤ)、準優勝は岸菜貴士選手(ヨコハマタイヤネットワークサービス中国)、3位は藤岡雅喜選手(ヨコハマタイヤサービス古川)、4位は橋沼択選手(ヨコハマタイヤサービス東北)、5位は西川尚吾選手(中部タイヤセンター)となった。
今年の大会について、ヨコハマタイヤジャパンの森昌弘副社長は、「予選大会のレベルも年々向上している。末端までボトムアップして、非常に良い大会に育っていると実感した」と評した。