神島化学工業の2020年4月期第1四半期決算は、売上高は53億300万円で前年同期比3・9%減、営業利益は1億6000万円で同25・8%減、経常利益は1億4400万円で同29・9%減、四半期純利益は9400万円で同27・5%減となった。
化成品事業では、難燃水酸化マグネシウムの製造設備の増強により販売調整が解消された。
以上により、同事業の売上高は19億300万円で同8・1%増。セグメント利益は、増収に伴う増益はあったものの、減価償却費の増加などにより2億5100万円と同18・1%減となった。
建材事業においては、引き続き高級軒天ボードは好調であったが、採算性重視の施策により一部製品の販売が減少した。
その結果、売上高は34億円で同9・5%減となった。またセグメント利益も収益・コスト改善や高付加価値商品の拡販に努めたが、減収に伴う減益や修繕費の増加などにより4500万円で同13・4%減となった。
通期の連結業績予想は、前回発表から修正はなく、売上高が227億円で前期比2・2%増、営業利益が10億6000万円で同11・8%増、経常利益が10億円で同8・9%増、純利益が7億円で同5・9%増を見込んでいる。