川金ホールディングスのグループ企業で、ゴム射出成形機のパイオニアとして確固たる地位を築いている松田製作所(鈴木信吉社長、埼玉県久喜市)。
前期(19年3月期)によると、自動車関連を中心に国内外向け共に引き合いは増え、供給能力ぎりぎりのところまでの受注があり売上は横ばいながら増益となった。
「XJシリーズ」など主力の射出成形機が好調に推移したほか、特定ユーザー向けの特殊な装置が伸びたという。
前期の国内外の販売比率では国内が6割、海外が4割となり、前々期に引き続き国内が伸びている状態だ。
上半期の需要動向については、前期に引き続き好調さが続いており「上半期の予算はすでに達成できた。上半期の段階で今期分の計画を達成できる見込み」(同社)と見ており、国内外の販売比率は前期と同じく国内が6割、海外が4割で進行している。
またXJシリーズは更新よりも、増産による需要が多いほか、ゴム材料を脱気するベント式射出装置も大量に受注する装置ではないものの、ユーザ