住友ゴム工業は9月19日、今年で12年目を迎える「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を、10月5日に全国10会場で実施すると発表した。定期的なタイヤの点検や空気圧の重要性を啓発する。また、初めての試みとして子供向けに「ダンロップこども交通安全教室」を開催する。
2008年から行っている同点検は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、表面の損傷などの点検を行う活動で、累計点検台数は延べ10万台を超えた。会場では、タイヤ安全点検の重要性を記載したクリアファイルを配布するなど、ドライバーに定期的なタイヤの点検、整備の必要性の啓発を行う。また、安全点検を受けた人に日常的なタイヤ点検を意識してもらうためのメッセージを込めたマスクを、子供には夜道で光る「ダンロップオリジナル・ドラえもんリフレクター」を配布する。
今回の千葉県の会場では、子供たちに早い段階から交通安全の重要性を学んでもらうために、「ダンロップこども交通安全教室」を新たに開催する。参加型の交通安全クイズを通して、楽しく交通ルールやマナーについて学べるプログラムを用意し、実車を用いて分かりやすく解説する。
今年4月に実施した活動では、タイヤの整備不良率は全点検台数の35・0%を占め、その内容では空気圧の過不足が25・2%と依然として高い割合だった。ダンロップのブランドメッセージ「事故のない毎日をつくりたい。」の下、同社は引き続きタイヤ点検の重要性を呼びかけ、より安全なモビリティ社会の実現を目指していくとしている。