独ランクセスは9月20日、「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)」の2つのインデックスに構成銘柄として選定されたと発表した。ワールド・インデックスの構成銘柄に9年連続で選定され、化学部門の4位に選出されたほか、ヨーロッパ・インデックスの構成銘柄に3年連続で選定され、業界2位となった。気候変動戦略、コーポレートガバナンス、人権の分野で特に優れた成果を上げたことが選定につながった。
同社のマティアス・ツァハトCEOは「今日、企業としての長期的な経済成長は、環境保全・社会的責任との両立によって初めて実現可能となる。そのために、当社はサステナビリティを全面的に企業戦略に組み込んだ。当社が2つのインデックスに引き続き選出されたことは、当社の取り組みが評価されたものと受け止めている」と述べている。
DJSIの構成銘柄は、年1回、財務に重要な影響を及ぼす環境、社会、コーポレートガバナンスの要素に基づいて選定される。各産業部門で分析されたグローバル企業の中で、上位10%だけがワールド・インデックスの構成銘柄に、そして欧州に本社を置く企業のうち上位20%がヨーロッパ・インデックスに選定される。