ミシュランは9月19日、国際デザイン・コンペティション「2020ミシュラン・チャレンジ・デザイン」を来年開催すると発表した。持続可能なモビリティの過去を未来につなげる同コンペティションのテーマは「アップサイクル」となる。
アーティスト、デザイナー、エンジニア、建築家、都市計画者、未来派の個人またはチームが招待され、ミシュラン・チャレンジ・デザインの300点におよぶ過去の受賞作品からインスピレーションを得て、持続可能なモビリティにおけるデザインの役割を明確にする。参加者は、再利用されたアップサイクル・デザインが社会的、環境的、または経済的価値をどのように高めるかを視覚的に伝える。
1位から3位までの受賞者は、来年6月3~5日にカナダのモントリオールで開催されるムービング・オン・サミットのプライベート・レセプションで表彰される。受賞作品が展示され、ミシュラン・チャレンジ・デザインの審査員と自動車業界のトップデザイナーが講評する。
世界中の若いデザイナーを奨励・評価するために同社が2001年に創設したミシュラン・チャレンジ・デザインは、最も権威ある世界的なデザイン・コンペティションの1つで、審査員には大手自動車メーカーの先進デザインリーダーや世界的な持続可能なモビリティコミュニティの専門家が参加する。
ミシュラン・チャレンジ・デザインには過去19年間で134ヵ国から約1万4000点の応募が寄せられた。
これまでのミシュラン・チャレンジ・デザインのテーマには、「電化(2010)」、「軽量化(2013)」、「自動運転および半自動運転車両(2014)」、 「すべての人のためのモビリティ(2016)」、「巨大都市のモビリティを刺激する(2019)」などがあった。
最近の受賞者と最終選考に残った応募者は、韓国、インド、英国、ロシア、アルジェリア、米国、イタリア、ドイツ、コロンビア、フランス、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ポーランド、サウジアラビア、カナダ、チェコ、 オーストラリア、インドネシア、ベルギー、トルコ、メキシコ、アルバニア、バーレーンから選出されている。