住友ゴム工業は9月24日、ミディアム路向けモトクロス競技専用タイヤ ダンロップ「ジオマックスMX53」を10月1日から発売すると発表した。発売サイズはフロント6サイズ、リア11サイズで、価格はオープン価格。
「ジオマックスMX53」はレース開発で培った技術を投入し開発したモトクロス競技専用タイヤ。同社従来品から走行性能を底上げしソフト路側への適応性を拡大するとともに、接地感やハンドリングのチューニングによる乗りやすさの向上を実現した。
フロントタイヤは同社従来品からエッジ成分、ブロック個数を増やすなど大幅にパターンを変更することでソフト路側へのワイドレンジ化を実現するとともに、ブレーキグリップ、直立時の接地感を向上。リアタイヤは同社従来品をベースにパターン配置を最適化することでハード路側性能を維持したまま、ソフト路側へのワイドレンジ化を実現した。
また、同社従来品よりも薄く長い補強ゴムを採用することでサイド剛性を均一化。横剛性を保ったまま縦剛性を下げることでしっかり感と吸収性を両立した。ブロック表面には二段ステップ形状を採用。エッジ成分を増やすことで硬い路面や旋回時のグリップ、加速時のトラクションを向上している。さらに、高分子量ポリマーの採用により、破壊強度を上げ耐久性を向上。また微粒子カーボンの採用によりエネルギーロスを増やしグリップを向上した。