十川ゴム(大阪市西区、十川利男社長)のゴム・樹脂ホース事業の19年4~8月売上は、前年同期比微増となった。
分野別では、ゴムホース全体は微増。ガス産業関係は輸出案件が伸長し、車両産業用ホースも列車用エアーホースが大きく増加。建機関係も同社が強い燃料用ホースは好調を維持したが、下期以降は厳しくなる見込み。また、自動車産業用はカーメーカーの生産減が響き、苦戦している状況だ。
樹脂ホースは家電用の食洗器用ホースが伸びた一方で、農業産業用は夏場の天候不順により期待したほどの伸びがみられず、樹脂ホース全体は若干減となった。
事業戦略では、汎用品の販売に継続努力するとともに、お客様の要望に基づいた特殊品の開発・提供に注力。製品開発では、環境に着目にしたホースに力を入れている。
例えば、ディーゼル燃料用ホースでは現在、環境上の排ガス規制強化から、煤や有毒ガス発生抑制のため、燃料の高圧・高制御噴霧による完