ミドリ安全は10月3日、ポルテ社が開発・製造したインスリン針が突き刺さりにくい耐突刺手袋「インスリンガード」及と「サスケグリップ」の販売を10月1日より、各種通販サイト等で開始したと発表した。
近年、患者自らが家庭や外出先でインスリンを投与するケースが増える一方で、インスリン注射針の不法投棄が社会問題となっている。特に、ビルメンテナンスや清掃業務の現場では、不法投棄されたインスリン針を清掃作業者が誤ってつかんでしまい、手を指してしまうなどの針刺し事故が問題となっている。
今回販売を開始したインスリンガードとサスケグリップは、清掃時などにインスリン針から手を守る耐突刺手袋となっている。最も針刺し事故の多い指先部分には、ステンレスガードエリアとして極薄ステンレスを施すことで針の侵入を防ぎ、誤ってインスリン針をつかんでしまっても、手に刺さりにくいのが特徴となる。特許取得の特殊構造で、指が曲げやすく作業性も良好となっている。
サスケグリップは、手のひら部分にも厚手ステンレスを施すことで、耐突刺レベルで最高のレベル5をクリアしている。清掃作業だけでなく、高圧ウォータージェットの水圧から手を守るためにも使うことができる。