ゴム薬品は売上1%減 川口化学の12~8月期

2019年10月07日

ゴムタイムス社

 川口化学工業の2019年11月期第3四半期連結決算は、売上高が55億2500万円で前年同期比0・9%増、営業利益は7400万円で同39・2%減、経常利益は7000万円で同41・2%減、四半期純利益は4200万円で同52・3%減となった。

 化学工業薬品事業は、売上高が54億9700万円で同0・9%増、セグメント利益は5100万円で同48・0%減。

 同事業のうち、ゴム薬品部門の売上は32億9400万円で同1・1%減。国内の工業用品向けゴム薬品は、加硫剤が前年同期比で売上を伸ばしたが、加硫促進剤や老化防止剤において顧客の需要減により売上が前年同期を下回った。タイヤ向け薬品ならびに合成ゴム用薬品は、国内需要が伸びた結果、それぞれ売上は前年同期を上回った。海外向けゴム用薬品は、新製品の顧客開拓と顧客の需要変動に対し積極的対応により売上が伸びた製品もあったが、東南アジアと中国で自動車生産台数が減少したことから、売上は前年同期を下回った。

 また、樹脂薬品部門の売上は6億5300万円で同0・5%減だった。

 通期予想の変更はなく、売上高は76億円で前期比0・1%減、営業利益は1億5000万円で同38・3%減、経常利益は1億5000万円で同37・5%減、当期純利益は1億円で同40・5%減を見込んでいる。

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