ブリヂストンは10月8日、東京都小平市にある企業博物館「ブリヂストンTODAY」で、武蔵野美術大学との共同プロジェクトの成果であるモビリティの先行デザインを11月5日まで展示すると発表した。
展示されるのは、同大学の工芸工業デザイン学科の学生による研究成果14点。この中には、「移動を単なる手段としてのみ捉えるのではなく、移動中の風・光・匂いを全身でダイレクトに感じて、移動そのものを楽しむ」というコンセプトで考案されたものもあり、「移動する楽しさはこの先もずっとあり続けて欲しい」という学生の想いが詰まっている。
同プロジェクトは、CASEやMaaSに代表されるモビリティ変革の中、変化を待つのではなく自ら変化を生み出して未来を創り出そうとのコンセプトから2013年にスタートした産学連携プロジェクトとなっている。今年は「未来体験のデザイン」をテーマに、「まるで未来のその場で生活しているような発想」に基づいて学生がデザインを考案した。
同社は、品質や技術のみならずデザインの面でも顧客に魅力的な商品を提供していくため、大学や研究機関と協力して行うオープンイノベーションなどを通じて、将来に向けた新しい価値創造を追求している。
展示するデザインの一例