クラレプラスチックス(大阪市北区、中島多加志社長)の19年上半期(1~6月)のホースの需要動向は、首都圏を中心とするスポット案件の受注もあり、関東地区の土木・建築関連が好調だった。また、空調用換気ダクトも堅調に推移し、売上は前年並みとなった。
製品では耐圧・耐摩耐熱用の「バンナーBL―R型」や、「ネオホーマー6型」をはじめとするデリバリーサクションホースで、口径が100mm以上のものがよく動いた。空調関連は、高気密・高断熱住宅への採用が全国的に広がる中、「住宅用換気ダクトは伊吹工場(岐阜県不破郡)のラインを増やして来年6月以降、増産体制に入る」(同社)予定で、さらなる拡販に努めていく。
その他、伸縮自在で固定可能なPP(ポリプロピレン)製の硬質ダクト「フレックウェイ」も猛暑時のスポットクーラー用途で需要が伸びた。
製品展開では、「ネオホーマーCF」の改良版を開発した。塩ビに比べ軽量で耐摩耗性に優れたホースとなっており、現在は市場で試験を行い、来期上市を予定している。
また、耐摩耗性、耐