住友理工の産業用ホース事業を担う住友理工ホーステックス(京都府綾部市、蜷川広一社長)の18年度売上高は前期比2桁増と過去最高を更新。18年度は下半期が大きく伸長し、地域別でも中国を中心に、海外・国内とも好調に推移した。
19年度第1四半期(4~6月)は、建設機械や工作機械で受注残があり、同社の高圧ホースは好調な前期並みを維持。また、19年度第2四半期(7~9月)は、中国の建機市場では、現地メーカー向けは順調に推移しているが、米中貿易摩擦や国内での建機・工作機械メーカーの減産の影響を受け、需要に陰りが出ている。このため、下期を含む通期見通しは「不透明」(同社)と捉えている。
今期の営業戦略は、アフターマーケット分野では、各地で実施されるプロジェクトに向け、機動力を持った拡販活動に注力するほか、新たな顧客ニーズの探索も行い、土木工事関係のスポット需要を取り込む方針だ。
また、建機向けがメインの高圧ホースもグローバル展開する建機メーカーへ提案型営業をさらに推進し、「日本・中国・インドの3拠点で最