クラレは10月10日、独デュッセルドルフで10月16~23日に開催される世界最大規模のプラスチック・ゴム産業展「K2019」に出展すると発表した。
バイオ由来水素添加スチレン系エラストマー「セプトン」BIO―シリーズ、EVOH樹脂・フィルム「エバール」、バイオマス由来のガスバリア材「プランティック」、人工皮革「クラリーノ」、水溶性PVAフィルム、熱溶融成形が可能なPVA樹脂「MOWIFLEX」など、特長のある製品を紹介する。
このうち、セプトンBIO―シリーズは、バイオ由来の新規共役ジエンモノマーであるβ―ファルネセンを原料とした、水添スチレン―ファルネセン共重合体で、ウエットグリップ性に優れ、濡れても滑りにくいという特長を有する。
また、エバールは、プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性(気体遮断性)を持つEVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂で、優れたバリア性により、食品の保存期間延長と食品ロスの低減に貢献する。同展示会では、リサイクルしやすいグレード品も紹介する。
プランティックは、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材で、優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能となっている。