ランクセスは10月18日、CSR活動の一環として、岩手県山田町で小学生を対象にした化学実験教室「つくってまなぼう!わくわく実験教室」を開催したと発表した。
実験教室は、山田町立轟木児童館および山田町ふれあいセンター「はぴね」の2箇所にて、地元の1年生から6年生までの小学生を含む計26人の児童が参加して8月24日に行われた。
この化学実験教室は、子どもたちに楽しみながら化学の知識を学んでもらうことを目的にしたもので、今回は「自然にやさしいエネルギー実験!」をテーマに計2回開催した。実験教室の前半では、「空気とは何か?」「空気から作られるエネルギー」などの要素を学ぶため、ペットボトルと風船を使った空気砲作りなどを実施し、実験教室の後半では、ペットボトルを使用してプロペラを作り、小型モーターをつなげて風力発電実験を行った。
同社は、2014年から毎年、宮城県や岩手県内で化学実験教室を開催してきたが、6回目となる今年は、昨年に続き公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催で、岩手県内での開催となった。
同社は、東日本大震災により被災した子どもたちの支援を目的に、2011年よりセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援している。その支援活動を通して、被災地の復興が進む中、子どもたちへ、さらなる支援の拡充を目指し、2014年から宮城県内で、2017年からは岩手県内で化学実験教室を開催するプロジェクトを実施してきた。本年度は、2019年5月に社内を横断するメンバー14人によるプロジェクトチームを立ち上げ、実験教室の企画・準備を進め、開催に至った。