ブリヂストンは10月21日、横浜国立大学、日本交通計画協会、アドヴァンスと共同で研究・開発を進めているバス停バリアレス縁石のシステム全体の名称を、新たに「プラスストップ」と決定したと発表した。これにより、バス停バリアレス縁石の取組みの普及・啓発活動を推進し、認知拡大を図るとともに、日本国内における設置数の増加を目指す。
プラスストップは、バス停留所と乗降口の段差と隙間を小さくしてバス利用者の乗降をしやすくするソリューションで、縁石側面の特殊な形状等により縁石がタイヤをガイドし、バスを停留所に寄せやすくすることで、バス利用者のスムーズな乗降を可能にするものとなる。今後、都市化や高齢化、環境問題の深刻化が進む中、公共交通はますますその重要性を増していくと考えられており、プラスストップは、特にバス輸送における大きな課題である高齢者、ベビーカー利用者、車いす利用の障がい者等を含む全ての人々が安心してスムーズに乗り降りできるバリアフリー化に寄与するものとなっている。また、スムーズな乗降を実現することで、バスの定時運行にも貢献する。
プラスストップは、バス停を意味する英語の「バス・ストップ」に、付加価値を加えたものという意味の「プラス」を組み合わせた造語で、分かりやすく印象に残る名称とすることで、認知拡大を図っていく。