エボニックジャパンは10月24日、代表取締役社長およびエボニックグループ(ジャパン)代表であるヴォルフガング・カスター氏が退任し、2020年1月1日付でフロリアン・キルシュナー氏が両役職に就任すると発表した。
キルシュナー氏は現在、日本のシリカ事業部の責任者であるとともに、日本アエロジルの代表取締役社長を務めており、これらの職務はエボニックジャパン社長就任後も継続する。
キルシュナー氏は、1990年に独ハーナウのデグサAG(現エボニック)に入社し、1997年、テックマテリアル事業部のオペレーションマネジャーとしてブラジルのサンパウロに異動。翌1998年にテックマテリアル事業部のバイスプレジデントに就任した。以後、米国、インドでのポジションを経て、2009年から2016年までタイのバンコクでエボニックグループのさまざまな企業のマネージングディレクターとして、また、2012年からはエボニックタイランドのカントリーヘッドを務めるなど、20年以上にわたり海外のオペレーションで活躍してきた。