精密成形品低調で減収 信越ポリマー4~9月期

2019年10月25日

ゴムタイムス社

 信越ポリマーの20年3月期第2四半期連結決算は、売上高が402億8600万円で前年同期比4・8%減、営業利益は39億2500万円で同3・8%増、経常利益は40億3300万円で同3・4%減、四半期純利益は30億6900万円で同3・0%増となった。
 セグメントのうち、精密成形品事業は、売上高が163億5400万円で同11・4%減、営業利益は26億300万円で同5・8%減。OA機器用部品は、主力のレーザープリンター用現像ローラの需要が伸びず、売上げは前年並みだった。シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品が堅調に推移したが、全体として売上げは低調だった。
 住環境・生活資材事業は、売上高が96億6500万円で同1・3%減、営業利益は3億6300万円で同92・0%増。機能性コンパウンドは、ロボットケーブル用で年初からの出荷低調が続き、自動車用の需要も減速したため、売上げが伸び悩んだ。導電性ポリマーは、自動車用電子部品用途が好調だったものの、スマートフォン用部品用途の需要が急減し、売上げは前年から落ち込んだ。
 通期予想の修正はなく、売上高は830億円で前期比2・9%減、営業利益は78億円で同4・3%減、経常利益は80億円で同0・3%減、当期純利益は60億円で同0・8%減を見込んでいる。

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