BASFは11月1日、イノフィスが同日より販売するアシストスーツ「マッスルスーツ・エブリィ」に、同社のポリアミド樹脂「ウルトラミッド」が採用されたと発表した。同社のウルトラミッドの優れた機械特性が、マッスルスーツの堅ろう性と機能性を損なうことなく、使用者にとって安全でより良い体験を可能にした。
マッスルスーツは、重いものを運ぶ時などに腰への負担を軽減する製品で、さらなる軽量化によるユーザーへの負荷低減が求められてきた。イノフィスの古川尚史社長は、「ウルトラミッドの採用により、重量を低減することで使用感を向上させるとともに、射出成型によって、製造コスト削減も可能となった」と述べている。
両社が協業し、樹脂の採用により射出成型を適用することで、組み立て工程を簡素化し、製造コストの大幅な削減が実現した。また、ウルトラミッドはリサイクルが可能であり、マッスルスーツ・エブリィをより環境に配慮した製品とすることに寄与した。
マッスルスーツ・エブリィは、人間工学と人工筋肉に基づいた腰部サポート向けエクソスケルトン製品で、製造、物流、農業、介護など多岐にわたる用途において使用が可能となっている。