オカモトの20年3月期第2四半期連結決算は、売上高は468億5800万円で前年同期比2・3%増、営業利益は40億4600万円で同16・3%減、経常利益は45億100万円で同21・0%減、四半期純利益は31億9500万円で同22・7%減となった。設備更新による減価償却費の増加や、物流コストの増加などの影響で減益となった。
セグメントのうち、生活用品は、売上高が164億4100万円で同1・0%増、セグメント利益は35億6400万円で同1・2%減。コンドームは、オカモトゼロワンを中心とした薄物商品の販売が堅調に推移し、売上微増となった。手袋は、新製品発売により炊事用と産業用は堅調に推移したが、その他の作業用途向けが低調で、売上減。医療用手袋、プローブカバーは新規契約が増えた。ブーツと雨衣は、8月以降降雨量が少なかった影響で、売上減。シューズは、低調な市場の影響で売上減となった。
産業用製品は、売上高が302億8700万円で同3・1%増、セグメント利益は13億7400万円で同34・3%減。一般用フイルムと工業用フイルムは売上減となり、建材用フイルムと多層フイルムは売上増となった。
通期予想は、台風19号により福島県いわき市にある福島工場が浸水被害に遭い操業停止中で、操業再開時期が未定で被害総額も調査中であるため、前回予想を取り消し、今回は算定していない。
2019年11月06日