三洋貿易の19年9月期連結決算は、売上高が832億3000万円で前期比6・1%増、営業利益は58億7100万円で同11・6%増、経常利益は60億7500万円で同9・0%増、当期純利益は40億1800万円で同10・5%増となった。
セグメントのうち、化成品は、売上高が310億9200万円で同1・3%増、営業利益は15億7700万円で同20・2%減。ゴム関連商品は、主力の合成ゴムは堅調だったが、仕入価格の上昇や米中貿易摩擦に伴うアジア景気の減速などにより、第2四半期以降、家電・情報機器向けの副資材および輸出が低調だった。化学品関連製品は、中国の環境規制に起因して主力の塗料・インキ関連の高付加価値商材が低調だった。
機械資材は、売上高が329億9300万円で同18・0%増、営業利益は40億3900万円で同29・2%増となった。
20年9月期の通期連結業績予想は、売上高が934億円で前期比13・5%増、営業利益は60億円で同2・2%増、経常利益が62億円で同2・0%増、当期純利益が42億円で同4・5%増を見込んでいる。
2019年11月07日