TPRノブカワ 増産対応のため福島工場に増員 TPRグループシナジー効果に期待

2019年11月18日

ゴムタイムス社

 ピストンリング大手メーカーTPRグループのTPRノブカワ(東京都千代田区、野田明志社長)の19年度の上半期は、自動車部品メーカーなどが米中貿易摩擦の影響を受けた結果、ゴム練り需要の環境も厳しくなり減収減益となった。

野田社長

野田社長

 野田社長によると、「中国経済減速の影響で自動車用や工業用品関連の動きは鈍かったほか、原材料や物流費の高騰なども業績に影響を及ぼした。また増産対応のため福島工場の従業員を増員したため労務コストがかさんだ」という。

 課題として挙げている「福島工場や関西工場の増産体制の確立」については、福島工場が7月から生産ラインの2直体制を構築。今後の生産量増に対応するほか、従業員の働き方改革を進めていく方針だ。野田社長は「福島工場で生産体制を2直体制にしたのはノブカ

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