ＴＯＹＯ ＴＩＲＥの２０１９年12月期第３四半期連結決算は、売上高は２７７６億４６００万円で前年同期比２・６％減、営業利益は２６４億６６００万円で同13・９％減、経常利益は２３５億９３００万円で同17・７％減、親会社株主に帰属する四半期純利益は１４２億３２００万円で同26・４％増となった。
タイヤ事業の売上高は２４３８億４６００万円で同１・２％減、営業利益は２８１億１１００ 万円で同17・０％減となった。
北米市場における市販用タイヤについては、乗用車用タイヤの販売が前年を下回ったものの、同社が強みとするライトトラック用タイヤ及びトラックバス用タイヤの販売が堅調に推移し、販売量、売上高ともに前年同期並みとなった。一方、欧州市場における市販用タイヤは、販売量が前年を下回ったことに加え、円高の影響もあり、販売量、売上高ともに前年同期を下回った。
新車用タイヤは、国内市場において当社製品装着車種の販売減少の影響があったが、海外市場での新規ビジネス獲得により、販売量は前年同期を上回り、売上高は前年同期並みとなった。
国内市販用タイヤは、消費税増税前の駆込み需要の発生もあり、夏用タイヤ、冬用タイヤとも出荷が好調に推移し、販売量、売上高ともに前年同期を上回った。
自動車部品事業については、防振ゴムの売上高はほぼ前年同期並みとなったが、軟質ウレタン事業（バンパーの販売事業を除く）の事業譲渡により、売上高は３３７億４７００ 万円で同11・７％減、営業損失は16億 １６００万円（前年同期は31億７５００万円の損失）となった。
２０１９年12月期通期の連結業績予想は、８月に公表した数値からいずれも下方に修正し、売上高３８００億円で前期比３・４％減 、営業利益は３８０億円で同10・４％減、経常利益は３４７億円で同９・６％減、当期純利益は２１７億円で同１０５・６％増を見込んでいる。
