ピレリは11月11日、最新フラグシップストア「Ｐゼロ・ワールド」を豪メルボルンにオープンしたと発表した。同店舗のオープンは、２０１６年のロサンゼルス、２０１７年のミュンヘン、昨年のモナコとドバイに続き５店舗目で、グローバル展開される同店舗の強力なブランド価値と小売戦略が今回のオープンによってさらに強化された。
同店舗のコンセプトは、「タイヤのブティック」と集約でき、顧客は同社の比類なき製品の購入のみならず、スポーツカーやラグジュアリーカーのオーナーへ向けた専用のサービスを享受できる。同店舗では、ロード用として最大限に性能を重視した「Ｐゼロ・トロフェオＲ」から、クラシックな外観と最新のテクノロジーを融合した「ピレリ・コレツィオーネ」まで、同社製タイヤの全レンジを購入できる。また、二輪車用タイヤ、自転車用タイヤの「Ｖｅｌｏ」やアクセサリーも販売している。
州都をメルボルンに置くビクトリア州は、オーストラリアのプレステージセクターにおいて最大の自動車登録台数を誇る。オーストラリアで販売されたスーパーカーの３台に１台がビクトリア州で登録されている。今年はこれまでに５０００台以上のプレステージカーがオーストラリアで登録されており、既に５万台を超えるプレステージカーが公道を走行している。また、メルボルンでは、オーストラリアに居住するイタリア人の36％以上が生活しており、ビクトリア州のイタリア人コミュニティは、オーストラリア最大規模となる。
オープニングセレモニーに先駆けて、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ベントレー、マセラティなどによるスーパーカーパレードが、アルバート・パーク周辺の公道で行われた。
オープニングの当日、同社は、パートナーであるランボルギーニとともに、フィリップアイランドにおいてトラックデイを開催した。ハイパフォーマンスカーのアヴェンタドールＳとウラカンＥＶＯが、Ｐゼロタイヤを装着してサーキットを走行した。また、ウルスが、オンロードおよびオフロードでデモ走行を行い、同社製のタイヤレンジの品質と汎用性をアピールした。
開店したメルボルン店
店内の様子
