藤倉コンポジットの20年3月期第2四半期連結決算は、売上高が162億400万円で前年同期比2・0%減、営業利益は8億円で同7・7%増、経常利益は7億2400万円で同15・6%。純利益は、中国子会社での不適切な会計処理の調査費用と過年度決算訂正の費用として2億3100万円を特別損失に計上し、4億1300万円で同39・2%減となった。
セグメントのうち、産業用資材は、売上高が103億1200万円で同3・9%減、営業利益は4億8500万円で同0・4%減。工業用品部門は、自動車部品が減収となったが、コストダウンに努め増益。制御機器部門は、半導体関連の減速などで減収減益だった。
通期予想は下方修正し、売上高は326億円で前期比2・5%減、営業利益は10億円で同8・9%増を見込む。売上高は、自動車関連部品の販売低迷を下半期にカバーできないと判断。利益面は、半導体関連や自動車関連の減速が長期化し下半期に在庫調整が見込まれると判断し、修正した。