三ツ星ベルト タイミングベルトはプーリセットで拡販へ ギア・チェーンからの置き換え目指す

2019年12月09日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルト(神戸市長田区、垣内一社長)の一般産業用伝動ベルトの19年度上半期(4~9月)売上は計画通りに推移した。

 種類別に見ると、射出成形機業界やロボット業界の生産好調を反映し、タイミングベルトは17年から18年にかけて好調だった。一方、米中貿易摩摩擦の影響を受け、両業界とも中国向け輸出が落ち込み、今上期のタイミングベルトの販売は減少したが、「射出成形機向け、ロボット向けとも一時期の活況から通常の状態に戻った印象だ」(熊田隆文産業資材営業第1事業部次長)と捉えている。

 一方、Vベルトなど摩擦伝動ベルトの上半期は安定。製品では、一般補修農機用はラップドVベルト「スーパーAG-X」が着実に販売を伸ばしている。スーパーAG-Xは、同社のラップドVベルト「ニューオレンジVベルト」をさらに上回る耐熱性、耐屈曲性、耐亀裂性を備え、高弾性・短繊維補強ゴムを採用した、一般補修農機用の最上級グレード。

 同ベルトの販売が伸びる要因は、同社の営業員や代理店の営業員が地道で丁寧なPRを続けることで、「お客様の間で製品の良さが口コミで広がり、

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