金陽社 ブランケットはエアータックが好調 ロールはフィルム用で攻めの姿勢へ

2019年12月02日

ゴムタイムス社

 金陽社(東京都品川区、中田惠二社長)の19年度上半期(4~9月)は前年同期比で若干の減収減益となった。その要因について、同社は「米中貿易摩擦の影響で、ブランケットの中国向け輸出が落ち込んだことが大きかった」と捉えている。ただし、ブランケット輸出は、米国や東南アジア向けなどは若干の伸びを示している。

 国内のブランケットは微増。新聞用メタルバックブランケット、商業オフ輪用、UV印刷用などが伸長した。またビジネスフォーム・製罐印刷向けの「エアータック」は引き続き好調を維持している。

 ロール部門では、印刷用ロールは、UV用が伸長するなど、トータルで微増となった。

 工業用ロールは、製紙用は厳しいが、鉄鋼用は前年同期を上回った。製鉄業界におけるここ数年の生産ライン統合などの影響は残っているものの、自動車用鋼板の好調などによりロール需要が増えている。

 フィルム用はここ数年の好調が継続している。光学フィルム市場が拡大する中、新規顧客の取り込みが奏功しているためで、フィルム用は需要拡大が続くと見ている。

 この他、OA機器用は、国内は

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