豊田合成は11月20日、北米におけるラジエータグリルなどの内外装部品の販売拡大に対応するため、米国における生産子会社3社の生産能力を強化すると発表した。
豊田合成テキサスとTGミズーリ、TGケンタッキーの3拠点で、2021年度末までに計6030万米ドルを投じて工場建屋を拡張し、成型機や塗装設備などを増設する。投資額合計の内訳は、内外装部品を生産する豊田合成テキサス(テキサス州サンアントニオ)が3510万米ドル、内外装部品とセーフティシステム製品を生産するTGミズーリ(ミズーリ州ペリービル)が1700万米ドル、内外装部品と機能部品を生産するTGケンタッキー(ケンタッキー州レバノン)が820万米ドルとなっている。
今回の投資により、同社グループの北米の内外装部品の売上高を2025年度までに2018年度の約1・3倍となる約870億円に拡大していく計画である。
同社は2025事業計画(中長期経営計画)で北米を重点市場と位置づけており、今後も米国での開発・生産体制を拡大し、同市場における顧客のニーズに柔軟かつ迅速に応えていくとしている