明和ゴム工業 UV印刷用はゴム・樹脂とも好調 新規製作案件の受注獲得を推進

2019年12月02日

ゴムタイムス社

 変わり続ける印刷技術や次々と生み出される各種工業製品におけるニーズに応え、「Technological Innovation」を合言葉に、新材質開発や生産技術革新に取り組む明和ゴム工業(東京都大田区、坪井栄一郎社長)。

 同社の19年度9月期は微減収となった。分野別に見ると、印刷用ロール全体は若干のマイナスで推移した。用途では新聞印刷向けと商業印刷向けは前年を下回ったものの、UV印刷向けは2桁増と好調を維持した。

豊富なラインナップを誇る明和ゴム工業の各種ローラ

豊富なラインナップを誇る明和ゴム工業の各種ローラ

 同社は、UV印刷向けでゴム(UVゼスト)・樹脂(UVサミットⅡ)両素材のロールを持つ強みを生かし、「お客様の様々な使用条件に応じて、両素材をご提案できている」(同社)ことが好調な要因と分析している。

 また、印刷用ではロールの拡販と並行し、洗浄剤など資材関係にも注力。「当社の洗浄剤はロール・人的・作業環境に優しく、お客様に安心して使用していただいている」(同社)。

 一方、フィルムを中心とする工業用ロール全体は若干のプラスとなった。フィルム向けは、ゴムから金属ロールへ需要がシフトし、ゴムロールの巻き

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