主要上場ゴム企業の2020年3月期第2四半期の売上高をランキングした。
増収企業は8社で、前年同期の16社から8社減った。売上高上位10社のうち増収企業は1位の豊田合成、6位の西川ゴム工業、7位のオカモトの3社。米中貿易摩擦の激化により、中国を始め世界経済先行きが不透明な状況のなか、自動車や半導体を主要需要先に持つゴム企業の業績は第1四半期に続いて厳しいものとなった。
1位の豊田合成は、欧州・アフリカが減収となった一方、米州、アジア、国内の増収により全体では増収となった。特に国内は主要顧客の生産台数増を背景に、売上は好調に推移している。
また、西川ゴム工業は前年同期の7位から一つ順位を上げ6位となった。北米、東アジアが減収となったものの、売上の過半数を占める日本が自動車生産台数増の影響により増収となり売上全体を押し上げた。また、オカモトは、産業用品・生活用品・その他の3セグメント全てが増収となり、前年同期から1つ順位を上げ7位となった。