GfKジャパンは11月22日、10月の自動車タイヤの販売速報を発表した。
それによると、10月の販売本数は前年同月比33%減、販売金額は同32%減と大幅に落ち込んだ。
9月に消費増税前の駆け込み需要が発生し大きく伸長したが、10月はその反動減が大きく表れた。特に、冬タイヤの販売本数は同44%減と縮小が顕著だった。
サイズ別の販売動向を見ると、販売本数上位10サイズはいずれも前年同月の本数から2割以上減少した。特に縮小傾向にあるセダン・ミニバン向けの195/65/15、コンパクトカー向けの175/65/14では販売の落ち込みが大きかったが、軽自動車向けの155/65/14、軽トールワゴンの上級グレードなどに装着される165/55/15の落ち込みは比較的緩やかだった。
タイヤ全体の税抜き平均価格は、前年同月から1%上昇し9500円となった。