日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた2019年1~9月のゴム・樹脂ロール生産量は前年同期比1・4%増の329万4348kgとなっている。
原料別では、ゴムロールは同1・6%増の300万9533kg、合成樹脂ロールは同0・3%減28万4815kgで、ゴムロールはプラスとなったものの、樹脂ロールはマイナスとなった。
用途別に見ると、全体の35・1%を占める印刷用合計は同0・6%減117万7413kgとなり、印刷用ゴムロールは同0・6%減、印刷用合成樹脂ロールは同2・3%増となった。
印刷用については、ペーパレス化の進展を背景に、市場環境が厳しさを増す中、オフセット用はUV印刷用が着実に伸長しており、金陽社や加貫ローラ製作所、明和ゴム工業、宮川ローラーなどのロール各社はUV印刷用ロールの拡販にしのぎを削っている。また、グラビア印刷は食品や医薬品などの軟包装フィルム分野で安定した需要がある。
一方、新聞用はここ数年新規、巻替えとも減少傾向が顕著だ。新聞各社が投資