ブリヂストンは11月27日、2輪車用タイヤ「BATTLAX(バトラックス)」ブランドの新商品発表会を開催し、MCタイヤ事業部長の内田達也氏と同部MCタイヤ設計第3ユニットの時任泰史氏が解説した。
新商品の特長について内田部長は「共通するキーワードはグリップ力の向上」とし、「そのために2輪レースで培った技術やノウハウを新商品へ注ぎ込んだ」と力説した。具体的には、周方向に巻くスチールコードをトレッド位置によって異なる配置することでリアタイヤのショルダーの接地長が伸び、タイヤと路面との摩擦力が増加することでキャンバー時のグリップ性が大きく向上する新ベルト構造「VーMS・BELT」や微粒径カーボンを使用した新コンパウンドなどを採用。「3商品全て現行モデルより確実に進化させた」(内田部長)と強調した。
続いて時任氏が新商品の技術説明を行った。RS11は公道走行用スポーツラジアルタイヤのフラグシップモデル。リアにVーMS・BELTや新コンパウンドを採用した他、「バトラックス・レーシングR11」(以下、R11)のトレッドパターンをベースに