ブリヂストンは11月28日、同社グループのデザイン・ブランドを核とした社内外交流・共創活動の拠点として、ブリヂストン・クロス・ポイントをミュージアムタワー京橋に開設すると発表した。
来年初めから順次1階にショールーム、21階にオフィスを設け、社会・顧客・パートナーとの新たな価値の共創を促進するとともに、イノベーションとソリューションを発信していく。
ブリヂストン・クロス・ポイントは、デザインが果たす役割を拡大しイノベーションに活用していくことで、社会価値・顧客価値の創造に取り組み、人々がより快適に移動し、生活し、働き、楽しむことに貢献していくことにしている。
21階のオフィス内には、多目的オープンスペースを設け、社内外から多様な人々を招いて交流・共創を促進するプロジェクト・イベント・セミナー・講演会等を実施し、オープンイノベーションを加速していく。また、1階のショールームでは、同社のブランドイメージ向上にむけ、イノベーションとソリューションの活動を発信していく。
今回の取り組みは、東京都小平市や神奈川県横浜市にある研究開発拠点の再構築と連動するものとなる。
ブリヂストン・クロス・ポイントが設置されるミュージアムタワー京橋は、同社が長年にわたり本社機能を設置していたビル所在地に今年7月に竣工したビルで、来年1月にはその低層部にアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)が開館する。このアート・デザインとの親和性の高い場所で、オープンイノベーションの推進と、より多くの人に同社を知ってもらう場としての定着を目指す。
同社は「最高の品質で社会に貢献」という企業理念の使命の下、同社の強みと特性を活かし、イノベーションを通じて新たな価値を創造し、社会課題の解決に向けたソリューションビジネスを展開することによって、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指している。そして2020年を価値創造への新たな起点と位置付けている。