西部ゴム商組(岡浩史理事長)は11月28日、中央電気倶楽部(大阪市北区堂島浜)でホース商工懇談会を開催した。
商業者側はホース部会員企業の代表者、メーカー側からはクラレプラスチックス、住友理工ホーステックス、弘進ゴム、タイガースポリマー、東拓工業、十川ゴム、トヨックス、ニッタ、八興、プラス・テク、ユーシー産業の代表者が出席した。
冒頭、主催者を代表して岡理事長が「米中貿易摩擦の影響を受けているほか、国内では人手不足や物流費の高騰などで景気が減速している。そのなかで業績が良い企業と厳しい企業と二極化が進んでいる」と現状を述べ、「厳しい環境下、メーカー様には新しい商品を開発していただき、その新製品を商社が取り入れ、商社とメーカーが手を取り合って乗り切っていきたい」と期待を込めた。
続いて、同組合が調査した「ホース流通動態調査(回答41社)」について加藤廣ホース部会長が報告した。それによると、ゴム・樹脂ホースともに最近6カ月間(31年4月~令和元年9月)の売上は横ばいが一番多いが、順調に伸びている企業とかなり落ちている企業の二極化が今年から表れているとのことだった。価格競争の推移では、「まあまあでる」との回答が多かったが、「全然問題ない」と「乱れている」の回答が二極化しているなども報告された。