【新年インタビュー】早川ゴム 横田幸治社長

2020年01月07日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

改善活動推進で経常利益率向上へ

早川ゴム 横田幸治社長


 

 昨年3月に創業100周年を迎えた早川ゴム(広島県福山市、横田幸治社長)。昨年3月に6代目社長に就任した横田社長に昨年を振り返ってもらいつつ、国内・海外の事業戦略や今年の抱負を聞いた。

 ◆昨年を振り返って。

 19年度売上高は98億円で前期比98%、経常利益は3億円程度で前期に比べて60%程度の水準で減収減益となる見通しだ。

 部門別では、土木用資材は前年並み。建築用防水材は、一般の屋根防水材用はマイナスになったが、戸建住宅用防水材は、採用されている住宅メーカーの採用エリア拡大でプラスだったものの、防水全体ではマイナスだった。産業用資材の住宅防音材とダストコントロールマットなどはトータルでプラス。ファインケミカルはモデル採用が遅れた影響もあり、規模は小さいものの売上は落ち込んだ。

横田幸治社長

横田幸治社長

 ◆国内の事業戦略は。

 昨年9月に発表した可変型放射線遮蔽材の「シーラーSTR」Soft Tungsten Rubberは、当社が未開拓の医療分野だが非常に有望な特許だと思う。この遮蔽材は、近畿大学医学部の門前一准教授と共同開発したもので、今はまだシーズの段階だが、反響は大きく、問い合わせは国内・海外からもある。社会的な課題を解決できる技術なので、売り方、売り先、売るモノを間違えることなく、スピード感をもって進めたい。

 また、レーザー溶着テープのサンタ

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