日本ポリエチレンは12月16日、ポリエチレン全製品を来年1月15日納入分より12円/kg以上値上げすると発表した。
原油価格は、OPEC・非加盟産油国による協調減産継続および減産幅の拡大により、大幅に上昇している。
国産ナフサ価格についても、原油の高騰に加え、ナフサ供給のタイト感や域内の堅調な需要、また為替も円安が定着していることにより、来年第1四半期には4万5000円/klに迫る水準となることが見込まれる。また、これに伴い用役、副原料価格も上昇している。
同社は、厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、急激な原燃料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であり、価格改定を実施せざるを得ないとの判断に至った。