住友ゴム工業は12月17日、女性の活躍推進に関して取り組みの実施状況が優良な事業主に対して厚生労働大臣から与えられる「えるぼし認定(二つ星)」を取得したと発表した。なお、同社は2009年にタイヤ業界初の「くるみん」認定を受けている。
同社では今年2月に人事総務部内にダイバーシティ&インクルージョン・働き方改革プロジェクトチームを立ち上げ、多様な属性や価値観をもつ一人ひとりが尊重され、働きがいを持つことができる風土づくりを進めている。
女性活躍に関する主な取り組みとして、ジョブリターン制度や海外転勤帯同休職制度などの整備したほか、1時間単位での時間有休や有給の看護休暇、フレックスタイム、在宅勤務などフレキシブルに時間を使うための制度の整備を進めている。また、異業種企業とのキャリア育成研修の協働実施や情報交換、管理職候補者に対するアンコンシャスバイアス研修(無意識の偏見を取り除く研修)も実施している。
えるぼしマークは、厚生労働省が女性活躍推進法に基づいて、女性が活躍しやすい環境づくりに積極的な企業に交付しているマークとなる。①採用、②継続就業、③労働時間等の働き方、④管理職比率、⑤多様なキャリアコースの5つの評価項目のうち、基準を満たす項目数に応じて取得できる認定段階が決まる。
同社は、今後も多様な人の個性や価値観、また多様な働き方を認め合い、新しい発想やアイデアが生まれる風土を醸成することで、個人と会社が一緒に成長していこうという考え方の下、取り組みを推進していくことにしている。